図鑑⑦ 大手と中小の人材の差は大きい、という話
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大手保険会社から中堅の保険会社へ転職した。転職経験はこの1回のみである。
大手(従業員1万2千人)から中堅(従業員1千人)への転職で一番大きく感じることは人材の差である。
大手には(ダメな社員はもちろん多いが)優秀な社員は非常に多いし取り替えはいくらでもきくしチャンスは数多いし逃げ場も多い。
部下の立場として言うのであれば、どうしようもない上司の下についても、2~3年すれば自身が異動になるか、上司が異動になり環境が変わる。
一方で中小は優秀な人材は少なく、取り替えがきかない。
一度どうしようもない上司の下についても人材不足ゆえに自身も上司もずっとそのポジションで働くしかない状況が続きかねない。
大手では上司が不祥事を起こせば取り替えはいくらでもできるので上司は即刻異動になり新たな上司がすぐに来る。
一方で中小は上司が不祥事を起こしても大した事がない不祥事であれば譴責・戒告処分をうけてそのままの役職に居座る、なんて事が発生する。
大手保険会社に勤務時代、男性部長が部の懇親会から帰るタクシーの中で、たまた乗り合わせた部下の女性にほんの少し卑猥な言葉を投げかけたら、セクハラで即通報され、翌月には子会社へ異動になった、という事例があった。
周囲で見ていた人達は「え、その程度の一言で異動になってしまうんだ…」と皆反面教師にしていた。
当然 当該セクハラ部長の後釜には、即、別の人材が就く。替えはいくらでもきくのである。
一方で中堅保険会社において、社内で怒鳴りまくり、何度も通報されて、社長からも厳重注意を受けている執行役員兼管理部長がいた。
このご時世、怒鳴ったり大声をあげたりすればすぐにパワハラになるなんて誰でも分かりそうなものであるが、そんな事はお構いなし。
部下を呼びつけては大声で怒鳴りまくり、その都度通報され、社長から厳重注意を受ける。
不思議なのはそれだけ何度も通報され厳重注意を受けているにも関わらず、執行役員兼管理部長はそのポジションに居続けた事である。
その部長がそのポジションに居続ける限り被害は収まらないにも関わらずである。
そのポジションに居続けられる理由の一つが人材不足である。
大手みたいに優秀な人材がごろごろいるわけではない。どうしようもないパワハラ執行役員兼管理部長であっても他に適切な人材がいなければそのポジションに居続けられてしまう。
人材不足のこのご時世こんな現象が起きてしまう。
大手には優秀な人材が集まる。大手ゆえに会社の伸びしろはそれほど無いかもしれないが、優秀な人材が集まっているがゆえに大手の安定した地位はそれほど揺るがない。
中小はその経営者の手腕次第。優秀な経営者の近くでその手腕を見ることができるのは自身の成長につ繋がる。
大学を卒業して2~3年大手に勤務しサラリーマン社会を経験し優秀人材とはどんな人なのかを見る。
転職して1~2年中小に勤務、優秀な経営者の手腕を間近でみて勉強する
その後独立起業、そんな流れがベストだったのかもしれない、と思う昨今である。
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