図鑑⑥ 「反対しておけば間違いない」と豪語するコンプラ部長
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サラリーマン社会においては部署間の課題共有、認識合わせなどを目的とし日々打ち合わせ・ミーティングは多数行われる。
中堅保険会社N損害保険のコンプライアンス部長である芦田部長は「ミーティングは話なんか聞いてなくてもいいんだ、寝ていたって構わない。とりあえず反対しておけば間違いない」と豪語する。
コンプライアンス部長であるので社内での権限は非常に大きい。
なんといってもコンプライアンス部長は会社のガバナンスの要である。
その部長が「反対」と言ったら案件は進まなくなる。
コンプライアンスに懸念がある事項など決して進めてはならないからだ。
この部長「とりあえず反対しておけば間違いない」と言うだけあって、常に理屈をこねくり回して、「ダメだ、ダメだ」を言いまくる。「そんなこと絶対にあり得ない」という極端な例を出してきてとにかく反対しまくる。
なんでそんなに反対しまくるのか?
要するに芦田部長自身が責任を取りたくないだけである。
許可を出した案件に何か支障が生じれば「コンプラ部長からはOKもらっている」という話なり自身に責任が降りかかってくるかもしれない。
それが嫌なだけ。
いかにも日本の企業、日本のサラリーマンらしい。とにかく自身の責任を回避したい。
案件が進まないことによる会社の停滞、収益機会を逃すことなんか知った事ではない。
推進したいのに意味もなく反対された社員が案件を通すために更にどれだけの労力をつぎ込むのか、無駄な物件費・人件費がどれだけかかるのか、なんて知ったことではない。
自身に責任が降りかかってこなければそれでよい。
本来、コンプラ部長は案件を是々非々で判断しなければならない。
案件をすすめるにあたって「会社の成長・収益」「風評他あらゆるリスク」「当局対応」などなど社内外の状況を俯瞰し、妥当なラインを見極め個々に判断していかなければならない。
高度なバランス感覚が必要な役職である。
当然「とりあえず反対しておけばよい」なんて良いはずがない。
本当に困ったものである。
何でこんな人がコンプラ部長なんてやっているのか、経営陣はなんでこんな人をコンプラ部長においておくのか。
結局サラリーマン社会は能力があるからその役職についているわけではない。
「人材不足」「タイミング」「上司とうまがあう」などなど 「たまたま」とか「やむなく」その役職についているだけのケースが圧倒的に多い。
そして能力がない上司の犠牲になるのは常にその人の部下や役職下位の層、つまり会社内での弱者である。
ただこんな事例は枚挙にいとまがない。
珍しい話でもなく、サラリーマン社会においてはいくらでもある話である。
本当に無駄である。
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